(3歳児−大人向け)【作:宮沢賢治,絵:伊勢英子】ひとりのこどもが、山の家への道を急いでいました。でもその日このあたりは「水仙月の四日」にあたっていたのです。それは、おそろしい雪婆んごが、雪童子や雪狼をかけまわらせて、猛吹雪をおこさせる日。まっ青だった空がかげりはじめ、だんだん強くなってくる風と雪の中から、雪婆んごの声が聞こえてきました・・・・ 東北の風土と宮沢賢治の想像力によって生み出された神秘的な雪の精霊たちと、吹雪に巻き込まれた子供の物語を、伊勢英子の幻想的でイメージ豊かな絵の本です。(1995年9月1刷 偕成社)※経年によるヤケが多少ありますが、使用感はなく新品に近い状態の本です。
状態 ★★★★
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