(3歳児−大人向け)【作:新美南吉,絵:黒井 健】(日本の童話名作選シリーズ)冷たい雪で牡丹色になった狐の手を見て、母狐は毛糸の手袋を買ってやろうと思います。その夜、母狐は子狐の片手を人の手にかえ、銅貨を握らせ、かならず人間の手の方をさしだすんだよと、よくよく言いふくめて町へ送り出しました。はたして子狐は、無事、手袋を買うことができるでしょうか。新美南吉がその生涯をかけて追求したテーマ「生存所属を異にするものの魂の流通共鳴」を、黒井健が絵を配して絵本化したものです。(1995年11月77刷 偕成社)※各ベージに経年によるわずかなヤケがありますが、使用感はほとんど有りません。
状態 ★★★
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